信用保証協会付の融資の思い出①


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中小零細企業が資金を調達するのにまず利用するのが信用保証協会付の融資です。

保証協会の保証がついた融資だとその会社が万が一倒産したとしてもその会社の代わりに融資を返済(代位弁済)してくれるので金融機関側はリスクを負いません。(※種類によっては一部リスクを負うものもあります)
設立後1年以上経過して決算書ができて資金需要がある場合は金融機関は保証協会付の融資を勧めますし、借りる側も金利が安いので国民生活金融公庫と並んで最初に利用する融資です。

初めて保証協会を利用するときは保証協会の担当者が会社に面談に訪れますが、2回目以降の申込のときは通常融資の申込を受けた金融機関と保証協会の担当者の折衝で決まります。

もちろん資金使途や決算内容によって満額OKの時もありますし減額されるときもあれば今回は見送り(否決)というときもあります。

特に何度も保証協会を利用している先で決算内容が悪化している会社、既に企業規模に比して利用残高がかなりある会社はせっかく申込書類を記入しても「今回は否決です」と断られるケースが多いです。

通常はそれであきらめるケースがほとんどで、その場合プロパー融資(金融機関独自の融資)を検討するか、自助努力で何とかしてもらうのですが、それでもどうしても納得いかない場合・自助努力も厳しい場合、お客様にある行動をお願いしていました。それは・・・

お客様に直接保証協会に行ってもらい担当者に説明してもらうという方法です。

かつてあるお客様で1000万円の申込をしたのですが、まるっきしのゼロ回答。プロパー融資を採り上げることも本部からできない旨を言われていた先なので次長と相談した結果、お客様にこのように提案しました。
「お宅の商品を協会に持って行って担当者にプレゼンテーションしてらっしゃい」

さっそくそのお客様は協会に行き、担当者に商品の内容・効用等を熱く語りました。(もちろん返済計画・見通しも)さすがに満額とはいきませんでしたが温情で300万円の決済にこぎつけました。

もっともこれは私が信用金庫に勤めていた7年ほど前の話で格付け等の判断が加わっている現在はどうか分かりませんが、今でも直接相談の形態はありますのでお困りの場合は気軽に相談されるといいと思います。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

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