« こんな倒産辛かった 2 | トップ | こんな倒産辛かった 4 »

2006年07月22日

こんな倒産辛かった 3

私の事例ではなく信用金庫時代の先輩のお客様であった事例なのですが、お客様の会社の倒産というかそのお客様が起こした行動でとても辛かった事例がありました。今日はその事例を紹介していきます。

応援クリックお願いします。→人気ブログランキング

もう10年ほど前のことですが、その先輩の担当していた会社で食品会社を営んでいるお客様がありました。

業況が著しく低迷しているだけでなく、バブル時代に借りたアパートローンで入居者が少ないためにその借り入れの返済も厳しく、元金を据え置き利息だけの返済に条件を変更している先でした。

その利息の返済もままならず、先輩が月末にそのお客様といろいろ言い争った上でようやく利息分に該当する小切手を回収するというのが恒例でした。

ある月末、いつものように小切手の回収を行ったのですが、翌月初めに衝撃の報告が二つありました。

まずその小切手が不渡りになったとの報告です。

先輩は「これで月末に小切手の回収に行かなくて済むよ」と喜んでいたのもつかの間、次の報告はさらに衝撃でした。

そのお客様が自殺してしまったのです。首吊り自殺でした。

さすがにその先輩も気分が滅入ってしまったようです。

その後、遺族である奥様の口座に多額のお金が振り込まれました。

生命保険の死亡保険金です。

実質破綻先のこの会社および家族は一転、大口預金先に転じました。

しかしその後奥様は気がふれてしまったようで髪を金髪に染めたりお金使いがものすごく荒くなったりで最終的にはその預金も全額使い果たし、引っ越してしまいました。

実は加入していた生命保険ですが、自殺する1年と2日まえに加入していたことが分かりました。

当時の自殺の免責期間は1年でした。

1年もすれば気の持ちようも代わり、人生をやり直すだろうからというのが一つの目安で1年を自殺の免責期間としていました。

ところがこのお客様は加入する時に1年たったら死ぬんだという強い決意を持って保険に加入したのです。

実際、借り入れの返済は既述の通り滞っていたわけですが、保険料の支払いは別の銀行できちんと口座引落がなされていたそうです。

こんなケースもあるからなのでしょう。自殺率の増加に伴い1999年に日本のある生命保険会社が2年に免責期間を変更したのを皮切りに自殺の免責期間は現在は3年となっています。

日本の自殺率は体制移行国を除くとかなりの高水準になっています。銃社会のアメリカの銃による事件・事故による死者が年間約1万人といわれているので、3万人を超える日本の自殺の問題は深刻です。

こんな事例が起きないような世の中になってもらいたいものです。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

参考になった方クリックお願いします。→人気ブログランキング


投稿者 fp-one : 2006年07月22日 11:18

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.reisai.net/blog/mt-tb.cgi/137

このリストは、次のエントリーを参照しています: こんな倒産辛かった 3:

» 信用 金庫 アパート ローン その1 from 信用 金庫 アパート ローン
岐阜信用金庫 > 商品概要説明書 > ぎふしんアパートローン団体信用... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2007年07月18日 19:10

コメント

コメントしてください




保存しますか?