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東京都知事選挙
7月31日に東京都知事選挙が実施されます。
今回は有力3候補の公約の中で、助成金に関係のありそうな公約を探してみようと思います。
3候補含めて合計21名が立候補していますが、他の18名の誰かが当選する可能性はゼロではありませんが、極めて低いのではないでしょうか。
余談ですが、都知事選に立候補するためには供託金として300万円を預けなければならないそうです。しかも得票率が10%に満たない場合は選挙費用として没収されてしまい返ってこないそうです。
誰でもむやみに立候補できないようにするための制度だと思いますが、18名のうち何人の人が没収されてしまうのか気になります。
届け出順に3候補の雇用政策、労働政策を中心に公約を見ていきます。
鳥越俊太郎候補の公約
表題に「あなたに都政を取り戻す」を掲げ、「住んでよし」「働いてよし」「環境によし」を実現する東京を!と謳っています。
・正社員化を促進する企業を支援し、不本意非正規社員解消に努めます。また、最低賃金の引き上げを求めていきます。
・長時間労働の是正など、働き方改革で、ワークライフバランスを進めます。
・東京の宝である職人文化をマイスター制度で育みます。
最初の二つは国の政策とほぼ同じで、それを促進するための助成金がすでに実施されています。更なる制度の拡充が期待できます。
三つ目の公約は目新しいですね。職人さんの熟練された技術を若い人に伝授していくことを促進するような助成金ができれば面白いですね。
増田ひろや候補の公約
表題に「あたたかさと夢あふれる東京に。」を掲げ、増田ひろや3つの実現ー東京の輝きを取り戻すためにー と謳っています。
子育て支援、介護福祉、防災力強化、2020年オリンピック・パラリンピック大会成功、魅力あふれる東京への経済活性化、2020年大会後を見据えた将来展望の項目を挙げ、それぞれに3本柱として3つの公約を掲げています。
この中には、雇用政策に関する公約はほとんどありませんでした。子育て支援3本柱の中で、「女性活躍を推進。仕事と生活の両立を目指して働き方を改革」とあるくらいです。
自民党の推薦候補ですから、雇用政策は基本的に自民党と同じということでしょうか。
小池ゆりこ候補の公約
公約ではなく基本理念「断固として守り、勇気をもって変える」と謳い、
「守る!家族の絆、主権・領土、日本の心と伝統、雇用、地球環境、防災・治安」
「変える!憲法、歪んだ戦後教育、官から民へ、道州制へ、タテ割行政、女性力を活かす」という政策を掲げています。
雇用政策ではありませんが「女性力」の項目で
・女性力こそ最強・最善の成長戦略
・安心できる出産・育児の環境づくり
・ダイバーシティ―促進購入法案
とあります。
さすが女性候補。女性がもっと活躍できる助成金が充実するといいですね。
3候補とも、雇用政策に関する具体的な公約は、あまりありませんでした。
東京都知事選(ほかの道府県知事選も同じだと思いますが)になると、より生活に密接にかかわる問題を解決する公約や地域を活性化させる公約が多くなるようです。
公約をよく読んで、投票しましょう。