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2006年08月31日
創業当初の資金調達セミナー実況 2
前回のブログにて創業当初の資金調達で代表的なものに国民生活金融公庫の新創業融資、新規開業融資と信用保証協会の創業融資制度があることを書きました。今日はこの申込を行うに際してのちょっとした注意点などを書いていきたいと思います。
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8月25日に行われた創業当初の資金調達セミナーでは下記の事についてふれました。
①なぜお金を借りることになるのか?
②創業当初の資金調達が難しい理由
③資金調達にどんなものがありその中で創業当初の先に貸してくれるところがあるのか?
④どんな条件で貸してくれるのか?どんな場合ダメなのか?
⑤申込時に必要な開業計画書の書き方や添付書類について
⑥面接時の注意点や適切な保証人について
⑦借りるまでにはどれくらいの時間が必要か?
⑧借り入れの金額や期間や返済方法は?
⑨借り入れの相談前にできれば根回しをしよう。
前回は①から④までふれたので今日は⑤の開業計画書の書き方や添付書類についてからです。
開業計画書の書き方については国民生活金融公庫ですと
国民生活金融公庫ホームページ
↓
創業をお考えのみなさま
↓
借入申込書等のダウンロード
で申込書や創業計画書などを印刷することができそのまま申込に使うことができます。
そこには創業計画書の記入例が載っていてこれにしたがって自身の開業計画についても書いていけばいいと思われます。
ところが・・・
この創業計画書記入例とおりに書いてしまってはうまくありません。
記入例の事業内容の項目の目的・動機欄、事業経験欄、商品・サービス欄、セールスポイント欄には記入例では箇条書きで3行程度の記入になっています。
ですが5行あるのです。空欄は作らずに自身がこれから取り組む事業を具体的に積極的にアピールしたいものです。
目的欄では自分の事業が社会貢献や地域の事業に貢献できることとか、雇用・環境対策などがアピールできるとポイントが高いです。
経験欄でも経験が少なかったとしても現在の起業に伴う経験なら何でも(例えばクラブ活動で部長を務めていた等のリーダーシップ)書いてやはり5行フルに使ってアピールしたいです。
商品・サービス欄でもただ漠然と価格帯や商品名を羅列するのではなく、「肌に優しい○○の素材を使った△△の婦人服」などと書いていくといいと思います。
セールスポイントでも同業他社との差別化、独自の強みをアピールしていきたいです。現在は無理でも軌道に乗ったあとには導入・検討するのであればOKです。
まだ何の実績もない段階での融資の申込ですから、嘘はいけませんがアピールポイントを強く訴えたいものです。
またこの創業計画書以外に1年間の資金繰り表や取扱商品別売り上げ予想、カタログなどを添付しておくといいでしょう。
このセミナーでは昨年起業した信用金庫時代の先輩が作成した資金繰り表を使用したのですが、さすが元金融機関の役席が作った資金繰り表だけあり、とても分かりやすく好評でした。
また資金繰り表をしっかり作れば今後の経営計画の指標としても役立ちます。
次に⑥の面接時の注意点や適切な保証人についてですが、国民生活金融公庫でも信用保証協会でも初回の申込の時には担当者による現地調査というものがあります。
以下当たり前のことを列記しますが、
・身なりはきちんと
・余計なことはいわない
・分からないことを聞かれたら後日回答
・自信を持って堂々と答える
以上の心得で面接には取り組んでください。
また国民生活金融公庫でも信用保証協会でも連帯保証人を要求されることがあります。中々頼みにくい保証人ですが、自身の事業のよき理解者に何とか応援してもらいましょう。
またしても当たり前になりますが、適切な保証人とは・・・
親兄弟親戚でもOKですが、公務員や大企業に長く勤めている方(概ね5年以上)で年収が高ければ高いほどいいです。
適切でない保証人は・・・
・ブラックリストの方(いうまでもありませんね)
・いろんな人の保証人になっている方
・無職、年金生活者
・赤字会社の経営者
・仕事を何度も変えている方、安定していない方
・融資申込者の所在地から遠く離れている保証人
などです。
⑦の借入までの時間ですが、いわゆるTVCMの借入ではないので即日とか翌日には利用できません。
1ヵ月はみておきたいものです。スムーズに行けば3週間くらいですが、やはり不備や不足書類などもありますしやはり1ヵ月以上の余裕を持ちたいです。
⑧の金額や期間や返済方法ですが、金額は多めに申し込んだ方がいいと考えます。だからといって100万円なのに500万円とか極端かつ返済できるかを無視した申込でなく200万円希望だったら250万円といった感じです。
返済期間についても3年で返済予定でしたら4年で申し込むといった形です。
もちろん余計に借金したくないですし、早く返済したいところですが、実際申し込んでみると減額されて融資の決裁が下りるケースや初回の申込なので返済期間を圧縮されるケースがあります。
また返済方法で据え置き期間というものがあります。これはこの期間中は元金の返済は不要で利息のみの返済でOKというものです。
売り上げが軌道に乗るまで時間を要する業種の方にとってはとてもいい制度なので据え置き期間をつけた申込をされるといいと思います。
最後に⑨の借り入れの相談前にできれば根回しをしよう
についてですが、これは決して担当者に賄賂を贈るとか、議員やその筋の人を使うということではありません。借入が必要だと思ったら顧問税理士に話してみてください。
税理士は国民生活金融公庫の担当者とパイプがあるケースが多いので、申し込むとなったときには管轄の支店の担当者に予め連絡してもらうのです。もちろんこの事で融資が保証されるということではないですが、お互いの安心感やハードルが下がるといった感じでしょうか。
弊社ではまだ顧問税理士をつけていない会社、事業主、起業予定者には資金調達に明るい税理士事務所を基本的に紹介しています。
次回は創業当初に付き合う金融機関について書いていきます。
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2006年08月28日
創業当初の資金調達セミナー実況 1
8月25日の金曜日に世田谷ものづくり学校にて「創業当初の資金調達と金融機関との付き合い方」という題名で創業支援セミナーを行いました。その内容についてはこれから起業する人、起業間もない人には役に立つものだと思うので3回に分けて当日の内容を書いていきます。今日は創業当初の資金調達(前半)です。
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世田谷ものづくり学校における創業支援セミナーも今年4回目を数えることになりました。
創業当初にぶつかる大きな壁として、資金繰り、資金調達の問題があります。
今回は資金調達と金融機関との付き合い方について私が前職の経験と現在とをあわせて話し、またゲストとして信用金庫時代の先輩で昨年起業した方を招き話してもらいました。信用金庫時代には起業家に融資する立場として、そして現在は起業家として融資を申し込む立場としての両方の経験があるのでゲストとしては最適でした。
創業当初の資金調達として以下の項目についてふれていきました。
①なぜお金を借りることになるのか?
②創業当初の資金調達が難しい理由
③資金調達にどんなものがありその中で創業当初の先に貸してくれるところがあるのか?
④どんな条件で貸してくれるのか?どんな場合ダメなのか?
⑤申込時に必要な開業計画書の書き方や添付書類について
⑥面接時の注意点や適切な保証人について
⑦借りるまでにはどれくらいの時間が必要か?
⑧借り入れの金額や期間や返済方法は?
⑨借り入れの相談前にできれば根回しをしよう。
①のなぜお金を借りることになるのかですが、当たり前のことですいません。「足りなくなるから」ですよね。売り上げが入金になる前に仕入れや諸経費、人件費の支払いが先行してまた次の仕入れが発生するというのが、運転資金の場合最も多いケースだと思います。
信用金庫時代、お客様から預かった借入申込書の理由にはお約束のように「売掛金の回収に先立ち、商品仕入れ資金や諸経費の支払いが発生し資金不足をきたしたため本件申請となったものです」などと実際どうなのか分析もせずに書いていたのを思い出しました。
②の創業当初の資金調達が難しい理由ですが、こちらも当たり前のことを言ってしまいますがすいません。「事業の実績がないので貸したときに返してもらえるか分かりづらい」ということです。
銀行を始めとした金融機関が独自に行う融資をプロパー融資といいますが、この融資は原則業歴2年以上(決算2回)と資産(不動産担保や預金など)がないと厳しいです。そこで創業当初の先でも融資を行う公的融資というものが存在しています。
③の資金調達にどんなものがありその中で創業当初の先に貸してくれるところがあるのか?ですが②で述べたように公的融資というものが存在します。公的融資とは主に政府系金融機関の融資と信用保証協会の信用保証付融資の事を指し、政府系金融機関の中でも国民生活金融公庫が創業当初の資金調達に力を貸します。
ちなみに国民生活金融公庫法第1条に
「国民生活金融公庫」とは、(中略)「独立して継続が可能な事業について当該事業の経営の安定を図るための資金、(中略)その他の資金であって、一般の金融機関からその融通を受けることを困難とする国民大衆が必要とするものを供給し、もって国民経済の健全な発展(中略)その他の国民生活の向上に寄与する」ことを目的としています。
と書いてあり、創業当初の起業家を支援する旨が謳ってあるのです。
④のどんな条件で貸してくれるのか?どんな場合ダメなのか?についてですが、国民生活金融公庫では新規開業資金、新創業融資制度という形で、信用保証協会の融資制度では創業融資(事業開始前と事業開始後)という形で取り扱っています。いずれも自己資金要件(簡単に言えば借り入れ金額と同額の自己資金)が必要になったり、連帯保証人が必要になる場合があったりします。
こちらについてもここで詳しく書きたいところですが、国民生活金融公庫、信用保証協会(ここでは東京信用保証協会)のホームページをご参照ください。
そしてどんな場合がダメなのかですが、またまた当たり前のことを言って申し訳ないですがブラックリストの人はダメです。また、国民生活金融公庫および信用保証協会の借り入れに破綻をしている人の保証人(保証債務履行中)の方もダメです。信用金庫時代、この条件に該当しているために自身の借り入れを起こすことができないお客様が結構いました。
他にはダメな業種があり、風俗業や金融業、宗教法人、非営利団体などは該当しません。また建設業や飲食業など許認可が必要な業種は許認可取得後の申請になります。
次回は申し込み時に必要になる開業計画書の書き方や借り入れのために必要な期間など、借り入れを受けるために必要な手続き、ノウハウなど(⑤から⑨まで)について書いていきます。
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2006年08月24日
日経金融機関ランキング私なりの読み方
本日の日本経済新聞1面、7面、33面と日本経済新聞社による三大都市圏の個人を対象にした満足度ランキングが発表されていました。それについて感じたこと、起業予定者、起業間もない方への私なりの考え方を書いていきたいと思います。
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本日朝刊掲載の日本経済新聞社による三大都市圏の個人を対象にした金融機関満足度によると、新生銀行やソニー銀行などネット銀行の支持の高さが明らかになったという結果が出ました。(1面記事)
やはりその利便性や手数料の安さが反映したようです。
イメージ評価まで加えると1位三菱東京UFJ銀行、2位三井住友銀行、3位みずほ銀行という結果だったそうです。ですがこの3行、顧客満足度ではベスト10入りはしていません。
ちなみに33面の東京・首都圏経済面にはベスト30が掲載されていますが、地銀や信用金庫は軒並み苦戦もしくはランク外でした。私がかつて勤めていた信用金庫もかなり下位の方にランキングされており少し切なかったです。
しかしこれはあくまで個人を対象にしたランキングです。
これが事業主とりわけ零細企業や起業まもない会社だったらどうなるでしょうか。
今回のような個人対象のランキングですとやはりメジャーな金融機関やネット系銀行が上位にランクされるのはまあ当たり前かなあといった感じです。私が感じるにこの上位10行で中小零細企業に優しい金融機関は残念ながらありません。
これが零細企業向けのアンケートだったらこの1位~30位極端ですが、全く逆になるのだろうなと思いました。ランク外の中小地域金融機関も一部ランクインするのではと思います。
起業を予定している方、起業間もない方はこのランキングを鵜呑みにしてほしくないですし、下位もしくはランク外の金融機関の方々は負けじと信念を持って中小零細企業の応援を引き続き頑張ってほしいと思います。
あくまで個人のアンケート結果なのですが、99%を占める中小零細企業を応援している立場としてはこのような記事が3面にわたりデカデカと掲載されるのは面白くないのでこんなことを書きました。
ただ唯一の救いは大垣共立銀行、池田銀行、京都中央信金、京都信金など中小零細企業向けの融資を頑張っている金融機関がベスト10にランクインしていることでしょうか(無担保ローン商品ベスト10をご参照ください)
明日、創業支援セミナーを行うのですがこのことも少しふれたいと思っています。
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2006年08月22日
中小企業が利用できるサービサー
商取引で発生した売掛金が長期にわたって回収できず、泣き寝入りしている会社に朗報です。一定の要件の下に売掛金を回収代行してくれる会社があります。弊社にとっても貴重な情報でありさっそく各お客様にご案内したところ、意外な先にニーズがありました。今日はそのことについて書いていきます。
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サービサーをご存知でしょうか?
サービサーとはこれまで弁護士しか許されていなかった債権回収業を、金融機関などの債権者から委託を受けるもしくは譲り受けて債権の管理回収を行う、法務大臣の許可・監督の下に行う民間専門業者のことで、平成10年10月に債権回収管理回収業に関する特別措置法(サービサー法)が公布されたことからいろんなサービサー会社が設立されました。
金融機関の委託と書いたとおり、サービサー会社が債権回収の委託を受けるケースとして銀行を始めとした金融機関の不良債権の回収委託を受けるケースが非常に多かったようです。当初の不良債権額の数十分の一で買い取るケースとなるようです。
実際、私のお客様でも銀行から借りていた数億円の借り入れがサービサーに譲渡され、結局返済額が数十分の一に済んだケースがありお客様は大変喜んでいました。
ここまで書くと、サービサー自体は金融機関向けのサービスであり、現に商売を営む中小企業にはあまり関係のない話と思われることでしょう。
実は売掛金が長期化して回収できずやむなく泣き寝入りしている中小企業向けのサービサー会社があるのです。
>SBI債権回収サービス株式会社という会社が行っています。
背景には銀行の不良債権が一段落したこと、長期にわたり売掛金が回収できずにあきらめている中小企業がかなりの数あるということがあるとのことでした。
対象となる主な債権は以下の通りです。
・商取引により発生した債権(売掛債権や自社割賦債権など)
・法的なリスクを伴っていないこと(訴訟、自己破産など)
・相手先の所在および電話番号が判明していること
また未収金の発生期間については時効が成立し援用している場合を除き、特に制限がありません。ですので最近平成ひとケタ台の未収金の回収に成功した事例があったそうです。
金額についても特に制限はありません。もっとも1件数万円の依頼というのは無理ですが、ある程度まとまった件数がありその中に少額の未収金がある場合は引き受けるとのことでした。
そして何よりのメリットは着手金等は不要で成功報酬であることです。
ですので初期回収コストがなく、また煩雑な業務からも解放された中で本業に集中して、売掛金回収が推進されます。
この話をSBI債権回収の方から聞き、さっそく弊社のお客様やそんなお客様を顧問先に持つ税理士や各士業の方に案内してみました。
やはり売掛債権や貸付金で困っている先が何件かありましたが、意外な方からの依頼がありました。
税理士事務所や各士業事務所そのものからの依頼でした。
顧問先からの顧問料が未収のままドロンされたケースや講師料が未収になっているので成功報酬を多額に払ってでも、プロに依頼したいとのことでした。
初期投資コストがゼロの成功報酬制なので、リスクは実質ゼロです。
すでに貸倒引当金として償却した債権でも目覚める可能性があります。
長期の未収金でお困りの方は一度問い合わせてみてはいかがでしょうか。
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2006年08月10日
身近ゆえ起きた弊害 2
起業した当初はそれほど商売が活発に動いていないことから、税理士との顧問契約形態も簡易にしているケースが非常に多いです。これ自体は問題ないのですが、身近な人間に簡易すぎる形態で依頼していたことから思わぬすったもんだが起きてしまった事例を紹介します。
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起業した当初は売上もさほど上がっていないことから、税理士との顧問契約の形態も毎月訪問ではなく、2~3ヵ月に1回の訪問とか、帳簿は会計ソフトで自分で入力し訪問ではなくメールでのやり取りで顧問料を安くする契約とか、年1回の決算のみという契約が見受けられます。
弊社は新設法人に特化して税理士紹介を行っているので、上記の相談案件がかなりの割合を占めますが、これ自体は問題なくこの条件でより適切に関与してくれる税理士・会計事務所を紹介しています。
また、友人・知人の税理士に気軽な条件(とても安い顧問料で手が空いているときに手伝うといった形態)で依頼しているケースも時折見かけます。
以前このケースですったもんだがありました。
創業当初はさほど商売も動いていないことから、大学時代の同級生の税理士に手が空いているときに記帳代行を依頼しているお客様がいました。
顧問形態も月額顧問料いくらといった形ではなく、記帳代行を行ったときにまあ適当にいくらかもらえればいいよといった気軽な形態でした。
ところがこの会社すぐに商売が活発になり、社員の採用が必要になりました。
また、この採用が地域創業助成金(起業した人必見の助成金をご参照ください)の対象になることから申請のお手伝いをすることになりました。
この助成金の添付書類として総勘定元帳等の売上帳簿の添付が必要になります。
返済不要の助成金であり、このあたりの添付書類は厳しくチェックされることから税理士にきちんと作成してもらうのが何よりです。
そこでこのお客様も同級生である税理士に作成を依頼しました。
しかしながら普段、手が空いているときに頼んでいた形態が仇となりました。
この税理士にとっての繁忙期に当たる時期の依頼であったこと、所員が病気で休んでおりこの会社の案件まで手が回らない状態であったこと、そして何より手が空いているときの依頼であり後回しにされてしまったことが重なり、助成金の申請期限直前になっても完成しないどころか、その税理士と連絡が取れない状態になってしまいました。
結局、弊社提携の税理士に無理を言ってお願いし、何とか総勘定元帳が完成し申請することができました。その後の顧問契約もこの税理士にお願いすることになりました。
創業当初だからといって、あいまいな形態での依頼は避けたほうがいいという典型的な事例でした。
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2006年08月06日
身近ゆえ起きた弊害 1
税理士と顧問契約を締結するケースの中でも多いのが知人や友人などに依頼するケースでしょう。しかしながら身近であるがゆえに起きてしまった失敗例を今日は書いていきます。
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弊社では新設法人に電話による税理士紹介のアプローチを行っています。
多くは設立当初もしくは個人事業主時代から税理士と顧問契約を締結していますが、チャネルを聞いてみると知人・友人などが多いです。
しかしながら以前、友人に顧問を依頼していた会社の社長から税理士変更の相談がありました。
なんでもおしゃべりで困ってしまったとのことです。
その税理士とは小学校からの同級生だったこともあり顧問契約を締結していたそうです。
ある日共通の友人の結婚式に招かれた日のことでした。
税理士と社長は隣に座っていて、席のほかのメンバーもやはり小学校時代の同級生だったそうです。
お酒もすすんでほろ酔い加減になった頃、同級生の一人が税理士に質問したそうです。
同級生「社長の会社の決算見ているんだって。社長の会社はどんな感じなの?」
ここで「ぼちぼちだよ」とか「頑張っているよ」とかまあ差し障りのない答えで流せばよかったのですが・・
税理士「いや~社長の会社は○○の形で業績を拡大しちゃって、△△の仕組みで取引口座を開設して◇◇にも取り組んでいてものすごく儲かっているんだよ~」と延々、社長の会社の中身まで語られてしまったそうです。
酒に酔った勢いも手伝って守秘義務は果たしてどこへやらといった状況だったそうです。
そこで社長から身近すぎるのもどうかと税理士変更の相談が来たのでした。
弊社でこの社長のニーズに叶うであろう税理士を紹介しましたが、結局この税理士が平謝りに平謝りを重ねて顧問契約は継続になったそうです。
こんなケースがしょっちゅうあることは考えられませんが、身近に頼むとこんなリスクがあるのかと考えてしまいました。
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2006年08月01日
破産を2日後に控えた方の貴重な講演
7月29日にミクシィのコミュニティ「起業の天国と地獄」相談室の参加メンバーによるオフ会が開催されました。おそらくどのセミナーよりも密度の濃い実体験に基づいた貴重な話だったと思います。その中でも一生聞けるか聞けないかの貴重な体験談を書いていきます。
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ミクシィに「起業の天国と地獄」相談室というコミュニティがあります。
その名の通り「本気」で「必死」にビジネスというものを考えている人たちのコミュニティで、銀行と金融会社を経験し1000社以上の企業を見てきた会計事務所の先生が運営しています。
他にも起業に関するコミュニティサイトがいくつか存在しますが、質問内容などを見ているとウェブで簡単に答えられるようなこととか、安易の一言に尽きる質問が多いのに対し、このサイトは異色というかきちんと王道を歩んでいるというか、相談者は調べて調べて相談し尽くしてそれでも解決できない悩みを質問してきます。それに対してアドバイスする側も実体験や調べたことを懇切丁寧に時には辛口の言葉を贈ります。
そんなコミュニティのオフ会が先月7月29日の土曜日に開催されました。
60名もの起業予定者・経営者などが集まりました。
1次会の運営者の先生による講演では経営に関する多くの気づき・ノウハウを教えてくれました。多くの税理士が気づかない決算書のひと工夫で資金調達が叶う話はなるほどとびっくりしました。
また起業・経営マインドの部分も奥深く語ってくださいました。
2人目は外資系生保のトップマネージャーの方による見込み客つくり、目標設定に関する話でした。
私自身約8年前に外資系生保会社に身を投じた人間なので当時のことを思い出しながら、改めて気づきを得ていくつか忘れかけてた行動をしなければと思いました。
そして表題の3人目の方の講演です。
この方は10年以上黒字経営をしながら民事再生・自己破産という結末を迎えてしまいました。
順調に推移していた経営も横領、単価の引き下げ、自身の病気と入院中の間に起こったスタッフによる放漫経営など経営を阻む諸要因で業況が一気に悪化、民事再生を試みようとするも再生費用等もあり、結果自己破産を申し立てることになりました。この講演の2日後とのことでした。
その生々しい話に会場は静まり返りました。
講演者の方も体調が思わしくない中の講演で、言うまでもないですがこのような話はしたいものではありません。ですが、起業を目指す人・起業された人にこの体験を少しでも伝えていこうと立ち上がっての講演でした。
相当な覚悟があったものと思われます。
私も信用金庫で融資営業をしていたことから数多くの倒産、その過程を見てはきましたが、それは断片的なものでした。
現在多くの起業本が出版され起業セミナーが開催されていますが、成功体験に基づくものがほとんどです。失敗本もいくつか出てはいますが、第3者が書いているものだったり上場経験者が書いたものだったりします。
当然ながら倒産の99%以上は末端の中小零細企業の倒産です。またそんな体験を語ろうとする人、また聞く機会など皆無と言って過言ではなりません。
しかしながら起業家が本当に聞かなければならない話は今回講演いただいた内容だと思います。
一生聞けなかったであろうこのような話をされた講演者の方にはあらためてお礼を申しあげます。
また今後もこの体験を伝えていきたいとのことでした。
ミクシィに登録されているど真剣な起業予定者・経営者の方はぜひこのコミュニティに参加されてみてはいかがでしょうか。
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